部屋と空調の基準
全国共通REV. 2026-09-10
エアコンの「◯畳用」は1964年の基準。部屋ごとに先に固める数字が違う。
写真はすべてイメージです。施工事例や当社の実績ではありません。寸法・照明・カーテンの数値は写真とは無関係に、出典から取っています。
01エアコンの「◯畳用」は1964年の基準のままです
エアコンのカタログにある「◯畳用」は、1964年に定められた基準にもとづいています。木造・無断熱・平屋・南向きを想定したもので、当時の住宅は現在に比べて熱が約7倍逃げやすい構造でした。
畳数は面積から出せます。不動産公正取引協議会連合会の基準では 1畳 = 1.62 ㎡以上なので、縦×横の面積を 1.62 で割れば畳数が出ます。現代の住宅では、そこに 0.8 を掛けた数値が目安とされています。
02部屋ごとに効く数字が違います
| 場所 | 必要な寸法 |
|---|---|
| キッチンの通路(最低) | 700 mm |
| キッチンの通路(快適) | 800 mm 以上 |
| ソファの背面と壁・窓の間 | 700 mm 以上 |
| 割れ物の収納の前 | 800 mm 以上 |
| 床に近い引き出しの前 | 900 mm 以上 |
| ダイニングの通路(最低限) | 500 mm |
「通路 500 mm」は移動だけができる最低ラインです。「大人1人が正面を向いて通る 600 mm」より狭く、すれ違いや荷物を持っての移動は想定していません。
03寸法では決まらないこと
- 搬入経路 — 図面に出ない梁・配管・エレベーターの実内寸で決まる。現地調査が要る
- 既に持っている家具との相性
- 同じ部屋で複数のことをする場合の優先順位
- 色と素材の組み合わせ
数字で決まる部分を先に潰しておくと、プロに相談する時間をこちらに使えます。
04よくある質問
Q. 図面だけで判断してもいいですか
A. 通路幅の判定は図面の内法寸法でできます。ただし搬入経路は図面に出ない要素で決まるので、そこだけは現地で確かめる必要があります。
Q. 通路が基準に届かない場合は
A. 家具の奥行を詰めるか、通路の使い方を見直します。「2人が正面ですれ違う」を「1人が正面で通る」に変えれば、必要な幅は 1,200 mm から 600 mm になります。
Q. カーテンを長くすると裾が汚れませんか
A. 目安の上限(窓枠下端 +15 cm)を超えると床に着きやすくなります。10〜15 cm の範囲に収めるのが無難です。
Q. 遮光1級と2級、どちらを選ぶべきですか
A. 数値上の差は 0.1% ですが、1級は日中でも人の顔が判別できないほど暗くなります。寝室やシアタールームなら1級、朝は自然に明るくしたいなら2級が向きます。