経営・財務関連

積載率とは

読み方: せきさいりつ

最終更新:2025年1月

積載率とは、車両の最大積載量に対する実際の積載量の割合を示す輸送効率の指標。積載率が高いほど1回の運行で多くの荷物を運べるため効率が良い。運送業界の平均積載率は約40〜50%程度とされ、改善の余地がある。積載率が低い主な原因は荷物の形状・重量のミスマッチ、復路の空車走行、小口多頻度配送の増加など。積載率向上は燃料費・人件費の有効活用につながる重要な経営課題。

積載率とは、車両の最大積載量に対する実際の積載量の割合を示す指標です。積載率が高いほど、1回の運行で多くの荷物を運べるため、輸送効率が良いといえます。

【積載率の計算方法】 積載率(%)= 実際の積載量 ÷ 最大積載量 × 100

例:最大積載量4トンの車両に2.5トンの貨物を積載した場合 積載率 = 2.5 ÷ 4 × 100 = 62.5%

【運送業界の実態】 運送業界の平均積載率は約40〜50%程度といわれており、改善の余地が大きいです。特に帰り荷がない「空車走行」は大きな非効率要因となっています。

【積載率が低い原因】 ・荷物の形状・重量のミスマッチ(容積は満杯でも重量は余裕がある等) ・復路の空車走行(帰り荷がない) ・小口多頻度配送の増加 ・特定荷主専用での運行 ・繁閑差による車両の遊休

【積載率向上のための施策】 ・共同配送の活用:複数の荷主の荷物を混載 ・マッチングサービス:復路荷物を確保 ・荷物の混載:同一方面の荷物をまとめる ・配車計画の最適化:AIやシステムを活用 ・営業エリアの見直し:効率的なルート設計

【積載率向上のメリット】 積載率を50%から70%に改善すると、同じ輸送量でも必要な運行回数を約30%削減でき、燃料費・人件費の大幅な節約につながります。

積載率に関するよくある質問

Q.積載率はどのくらいを目指すべきですか?

A.一般的に70〜80%を目標とする事業者が多いです。ただし、荷物の形状や輸送条件により適正値は異なります。100%を目指すと過積載のリスクがあるため、余裕を持った計画が必要です。

Q.重量と容積、どちらで積載率を計算しますか?

A.一般的には重量ベースで計算しますが、容積ベースも重要です。軽くてかさばる荷物は容積が先に満杯になり、重量の積載率は低くなります。両方を管理することで、より正確な効率把握ができます。

Q.空車走行を減らすにはどうすればいいですか?

A.復路の帰り荷を確保することが重要です。荷物マッチングサービスやトラック協会の求荷求車サービスを活用する方法があります。また、同業他社との連携や、営業エリアの見直しも有効です。

Q.積載率が低いと経営にどのくらい影響しますか?

A.積載率40%と70%では、同じ運送量を確保するのに必要な運行回数が約1.75倍違います。燃料費・人件費・車両償却費など、すべてのコストに影響するため、収益性に大きく関わる重要指標です。

執筆
運送業界向けコスト削減DB編集部
運送業界向けコスト削減DB編集部
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