緑ナンバー取得の完全ガイド|条件・費用・期間を徹底解説
緑ナンバー(一般貨物自動車運送事業)の許可取得には、最低5台の車両、運行管理者・整備管理者の選任、資本金300万円以上(法人の場合)が必要です。費用は50〜100万円程度、期間は3〜4ヶ月(準備含め4〜6ヶ月)かかります。
運送業を開業するには国土交通大臣の許可が必須。本記事では取得条件・費用・期間を詳しく解説します。
この記事でわかること
緑ナンバー(一般貨物自動車運送事業)は、他人の荷物を有償で運送するために必要な許可です。 運送業を開業するには、この許可の取得が必須となります。 本記事では、緑ナンバー取得に必要な条件、費用、期間を詳しく解説します。
緑ナンバーとは?白ナンバーとの違い
緑ナンバーとは、一般貨物自動車運送事業の許可を受けた事業用トラックに付けられるナンバープレートです。 正式名称は「一般貨物自動車運送事業」といい、国土交通大臣の許可が必要です。
白ナンバー(自家用)との最大の違いは、他人の荷物を有償で運べるかどうかです。 白ナンバーで有償運送を行うと、貨物自動車運送事業法違反となり、罰則の対象になります。
| 項目 | 緑ナンバー(事業用) | 白ナンバー(自家用) |
|---|---|---|
| 他人の荷物の有償運送 | 可能 | 不可 |
| 許可 | 国土交通大臣の許可が必要 | 不要 |
| 車両の税金 | 自家用より安い | 通常税率 |
| 任意保険 | 営業用保険(高め) | 自家用保険 |
緑ナンバー取得の5つの条件
1. 資本金・資金要件
法人の場合、資本金300万円以上が目安です。 また、事業開始に必要な資金(車両費、人件費、施設費など)を確保していることを証明する必要があります。 一般的に、事業開始資金として1,000万円〜2,000万円程度が必要とされます。
2. 車両台数
最低5台以上の事業用自動車を確保する必要があります。 リース車両でも可能ですが、申請時に車両の確保を証明する書類が必要です。
3. 運行管理者の選任
車両台数に応じて、運行管理者を選任する必要があります。 運行管理者になるには、運行管理者試験に合格するか、 一定の実務経験と講習受講が必要です。
- 車両29台まで: 運行管理者1名以上
- 車両30台〜59台: 運行管理者2名以上
- 以降30台ごとに1名追加
4. 整備管理者の選任
車両の整備管理を行う整備管理者を選任する必要があります。 整備管理者になるには、整備士資格または一定の実務経験が必要です。
5. 営業所・車庫の確保
適切な営業所と車庫(駐車場)を確保する必要があります。 車庫は、全車両を駐車できる広さ(1台あたり約38㎡)が必要で、 営業所から直線距離で10km以内(地域により5km)であることが条件です。
緑ナンバー取得にかかる費用
| 費用項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 登録免許税 | 12万円 |
| 行政書士依頼費用 | 30万円〜50万円 |
| 車両購入・リース費用 | 500万円〜(5台分) |
| 車庫・営業所費用 | 地域により異なる |
| 運行管理者試験費用 | 約6,000円 |
| 合計目安 | 600万円〜1,500万円 |
許可取得までの流れと期間
- 事前準備(1〜2ヶ月): 要件確認、書類準備、車庫・営業所の確保
- 申請書類作成(2週間〜1ヶ月): 事業計画書、各種証明書類の作成
- 運輸支局への申請: 管轄の運輸支局に申請書類を提出
- 審査期間(3〜4ヶ月): 法令試験の受験、現地調査
- 許可取得: 許可証の交付
- 届出・登録: 運賃料金の届出、車両の登録
全体で4〜6ヶ月程度を見込んでおくとよいでしょう。
全国の運送事業統計とトレンド
緑ナンバーの取得を検討する際は、全国の運送業界の動向を把握しておくことが重要です。 以下は全国の運送事業に関する統計データです。
地域別の特徴
緑ナンバーの取得条件は全国共通ですが、車庫賃料や競合状況は地域によって大きく異なります。 例えば、東京都の平均車庫賃料は月額45,000円/台ですが、地方では5,000円/台程度の地域もあります。 開業地域の選定は、事業の収益性に大きく影響します。
詳しくは各地域ページをご覧ください
各都道府県の詳細な情報(管轄運輸局、地域の平均費用、事業者数統計、近隣県との比較)は、 地域別ページで確認できます。
よくある質問
緑ナンバーの許可取得にはどのくらいの期間がかかりますか?
申請から許可取得まで通常3〜4ヶ月程度かかります。書類準備期間を含めると4〜6ヶ月を見込んでください。
緑ナンバー取得の費用総額はいくらですか?
登録免許税12万円、行政書士依頼費用30〜50万円、車両登録費用など合わせて50〜100万円程度が目安です。
車両5台未満でも緑ナンバーは取得できますか?
原則として最低5台以上の車両が必要です。ただし、霊柩車運送など一部の事業では例外があります。
まとめ
緑ナンバーの取得には、資本金、車両、人員、施設など複数の要件を満たす必要があります。 準備から許可取得まで4〜6ヶ月程度かかるため、早めの準備が重要です。
まずは当サイトのシミュレーターで、あなたの現在の状況から許可取得の可能性をチェックしてみてください。
- 国土交通省(2026年3月30日アクセス)
- 国土交通省(2026年3月30日アクセス)
- 公益社団法人 全日本トラック協会(2026年3月30日アクセス)
