リース関連

ファイナンスリースとは

読み方: ふぁいなんすりーす

最終更新:2025年1月

ファイナンスリースとは、リース会社が購入した物件を借主に貸し出し、リース期間中に物件価額の全額を回収する契約形態。トラック運送業界では車両調達の主要手段として活用され、初期投資抑制や資金繰り安定化に寄与する。中途解約不可のフルペイアウト方式が特徴で、リース期間は法定耐用年数に基づき4〜6年が一般的。会計処理は原則オンバランスだが、中小企業では賃貸借処理も認められる。銀行融資枠を温存しながら車両を確保できる点が最大のメリット。

ファイナンスリースとは、リース会社が借主(ユーザー)の希望する物件を購入し、一定期間にわたって貸し出すリース契約です。リース期間中のリース料総額で、物件価額のほぼ全額を回収する仕組みです。

【ファイナンスリースの仕組み】 1. ユーザーが必要な車両を選定 2. リース会社がディーラーから車両を購入 3. リース会社がユーザーに車両を貸し出し 4. ユーザーはリース期間中、毎月リース料を支払い 5. リース期間終了時に返却、再リース、または買取り

中途解約が原則できない「フルペイアウト」方式が特徴です。リース期間は法定耐用年数に基づいて設定され、トラックの場合は4〜6年が一般的です。

【トラック運送業でのメリット】 ・初期投資の抑制(大型トラック1台1,500万〜2,500万円が不要) ・銀行融資枠を運転資金等に温存できる ・毎月の支払いが一定で収支計画が立てやすい ・登録手続き、自動車税納付等をリース会社が代行

【会計処理】 2008年の会計基準改正により、ファイナンスリースは原則としてオンバランス処理が求められます。ただし、中小企業会計指針では賃貸借処理(オフバランス)も認められています。

【契約時の注意点】 ・中途解約は原則不可(解約時は残リース料相当の違約金) ・走行距離制限が設定される場合あり ・車両改造は原則禁止 ・全損時も残リース料の支払義務あり

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ファイナンスリースに関するよくある質問

Q.ファイナンスリースとオペレーティングリースの違いは?

A.ファイナンスリースは物件価額全額をリース期間中に支払い、中途解約不可。オペレーティングリースは残価を差し引くため月額は安いが、期間終了時に残価精算リスクがあります。トラックでは長期使用前提のファイナンスリースが主流です。

Q.リース審査ではどのような点が見られますか?

A.決算書(直近2〜3期分)、事業計画、既存借入状況、業歴、緑ナンバー許可証などが審査されます。開業直後や赤字決算は厳しくなりますが、保証人・担保提供で審査が通りやすくなる場合があります。

Q.リース車両が全損した場合はどうなりますか?

A.全損でも残リース料全額の支払義務があります。車両保険(車両価額協定保険特約付き)への加入が必須で、保険金額はリース残高以上に設定しておくことが重要です。

執筆
運送業界向けコスト削減DB編集部
運送業界向けコスト削減DB編集部
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