中継輸送とは
読み方: ちゅうけいゆそう
中継輸送とは、長距離輸送において途中でドライバーを交替したり、貨物を積み替えたりすることで、1人のドライバーの運行距離・時間を短縮する輸送方式。2024年問題への対応策として国土交通省も普及を推進。主な方式はドライバー交替方式、トレーラー交換方式、貨物積替え方式の3種類。ドライバーの日帰り運行が可能になり、拘束時間短縮と負担軽減に効果的。一方、中継拠点の確保やオペレーションの複雑化が課題。
中継輸送とは、長距離輸送において、途中でドライバーを交替したり、貨物を積み替えたりすることで、1人のドライバーの運行距離・時間を短縮する輸送方式です。
【2024年問題と中継輸送】 改善基準告示の改正により、1日の拘束時間が原則13時間以内に制限されたことで、従来のような1人のドライバーによる長距離往復運行が困難になりました。中継輸送はこの問題を解決する有効な手段として注目されています。
【中継輸送の3つの方式】
■ドライバー交替方式 中継拠点でドライバー同士が車両を交換し、それぞれの出発地へ戻る方式。車両はそのまま目的地まで進み、荷物を積み替える手間がありません。
■トレーラー・スワップボディ交換方式 中継拠点でトレーラーやスワップボディ(脱着式荷台)を交換する方式。ヘッド車はそのまま出発地に戻れるため、効率的です。
■貨物積替え方式 中継拠点で貨物を別の車両に積み替える方式。積替え作業が発生しますが、車両の手配が柔軟にできます。
【中継輸送のメリット】 ・ドライバーの拘束時間短縮 ・日帰り運行の実現(宿泊費削減、家族との時間確保) ・ドライバーの負担軽減(長距離運転からの解放) ・人材確保につながる(働きやすい環境)
【中継輸送の課題】 ・中継拠点の確保(高速道路SA、物流拠点等) ・オペレーションの複雑化(スケジュール調整) ・複数事業者間の連携が必要 ・導入コスト(システム、拠点整備等)
【中継輸送の普及状況】 国土交通省は「中継輸送の取組事例集」を公開し、成功事例の共有を進めています。高速道路のSA・PAに中継拠点を整備する動きも進んでいます。
中継輸送に関するよくある質問
Q.中継輸送を導入するメリットは何ですか?
A.ドライバーの日帰り運行が可能になり、1日の拘束時間を大幅に短縮できます。宿泊費の削減、ドライバーの家庭生活との両立、人材確保につながるなど、多くのメリットがあります。2024年問題対策として注目されています。
Q.中継拠点はどこに設置すればいいですか?
A.高速道路のSA・PA、物流センター、トラックステーションなどが候補になります。出発地から3〜4時間程度の地点に設置すると、ドライバーの拘束時間を効率的に短縮できます。国土交通省も中継拠点の整備を推進しています。
Q.他社と連携して中継輸送を行うことはできますか?
A.はい、複数の運送事業者が連携して中継輸送を行う「共同中継輸送」の事例が増えています。例えば、東京−大阪間の輸送を、東京−名古屋と名古屋−大阪の2社で分担するような形です。トラック協会が仲介役となることもあります。
Q.中継輸送の導入に補助金は使えますか?
A.国土交通省や自治体の補助金制度を活用できる場合があります。中継拠点の整備費用、IT システム導入費用などが対象となることがあります。全日本トラック協会や各地のトラック協会に問い合わせてください。
