荷待ち時間とは
読み方: にまちじかん
荷待ち時間とは、荷主や倉庫の都合により、トラックドライバーが荷積み・荷下ろしの順番を待つ時間。拘束時間に含まれるため、長時間労働の一因となる。国土交通省の調査では1運行あたりの平均荷待ち時間は約1時間30分、長い場合は数時間に及ぶ。2024年問題対策の重要課題として、予約システム導入、パレット化、荷待ち料金の収受などの削減策が進められている。標準運送約款でも荷待ち時間の料金収受が明確化された。
荷待ち時間とは、荷主や倉庫の都合により、トラックドライバーが荷積み・荷下ろしの順番を待つ時間のことです。この時間は拘束時間に含まれるため、ドライバーの労働時間管理上の大きな課題です。
【荷待ち時間の実態】 国土交通省の調査によると、1運行あたりの平均荷待ち時間は1時間30分程度とされ、長い場合は3〜4時間以上に及ぶこともあります。特に卸売市場、量販店の物流センター、建設現場などで荷待ちが長くなる傾向があります。
【荷待ち時間が発生する原因】 ・荷主側の入出荷作業の遅れ ・予約システムが未導入で到着順に対応 ・フォークリフト・作業員の不足 ・検品・仕分け作業に時間がかかる ・複数のトラックが集中する時間帯
【2024年問題との関係】 荷待ち時間は拘束時間に含まれるため、改善基準告示の規制強化により、荷待ち時間の長い運行は成り立たなくなります。荷主との協力による削減が不可欠です。
【荷待ち時間の削減策】 ・トラック予約受付システムの導入 ・入出荷時間の分散(予約枠制) ・パレット化による荷役時間短縮 ・検品作業の効率化(バーコード・RFID活用) ・荷主との情報共有(到着予定時刻の連絡)
【荷待ち時間の料金収受】 2017年の標準運送約款改正により、30分を超える荷待ちに対して「待機時間料」を収受できることが明確化されました。荷待ち時間の記録を残し、荷主に請求することが認められています。
荷待ち時間に関するよくある質問
Q.荷待ち時間は拘束時間に含まれますか?
A.はい、荷待ち時間は拘束時間に含まれます。たとえドライバーが車内で待機しているだけでも、使用者の指揮命令下にあるため労働時間(拘束時間)としてカウントされます。改善基準告示の規制対象となります。
Q.荷待ち時間に対して料金を請求できますか?
A.はい、標準運送約款では30分を超える荷待ちに対して「待機時間料」を収受できることが明記されています。荷待ち時間の開始・終了を記録し、荷主に請求してください。記録はデジタコや乗務記録で残すことが重要です。
Q.荷待ち時間を削減するにはどうすればいいですか?
A.トラック予約受付システムの導入が効果的です。ドライバーが到着時刻を事前に予約し、待ち時間なく荷役作業に入れる仕組みです。国土交通省も導入を推進しており、補助金制度もあります。
Q.荷待ち時間の記録はどうやって残しますか?
A.デジタコの「荷待ち」モード、乗務記録への記載、専用アプリでの記録などの方法があります。到着時刻、荷役開始時刻、荷役終了時刻を記録し、荷待ち時間を算出できるようにしておきます。
